2代目が会社を潰すBlog

#意識低い系社長が起業・経営・経済について発信するBlogです。

社長から見た半沢直樹新シリーズ第5話の感想【ネタバレ注意】

おはようございます。

毎回長くなるこの感想記事ですが、

今回は短めになります。

 

ご容赦ください。

 

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#意識低い系社長 です。

 

 

 

さて、前回で前半部である

「電脳雑伎集団の買収劇」に勝利し、

 

銀行本部に栄転を果たした半沢でしたが、

後半は「帝国航空の再建プロジェクト」を

中心にお話が進みます。

 

1.最初に

 

今回記事が短い理由として、

見返しをしていません。

 

 

だいぶ仕事が佳境場でありまして、

時間を確保することができませんでした。

 

申し訳ありません。

 

 

まず、

「帝国航空に対する債権7割カット=

500億の融資の焦げ付き」となる、東京中央銀行では、

 

緊急の役員会議が招集され、大和田の招集を受け、

参加していた半沢に大和田は、

 

 

「半沢くん次第ってことですよ、ねぇ半沢くん?」

 

 

と嫌味たらしく、顔を近づけますが、半沢は無表情。

 

 

 

眉がピクピクしちゃう大和田。

 

 

構って欲しくてしょうがないんです。

 


もうこれ半分「おっさんズラブ」入ってません?

 

2.半沢直樹第5話のあらすじ~前半

 

さて、今回半沢たち東京中央銀行

相手をする「帝国航空」ですが、

 

 

現実で言うと「日本航空」や「全日空」あたりを

想像してもらえると分かりやすいです。

 

 

当初、「帝国航空」の社長、神谷を筆頭に、

財務部長、山久、東京中央銀行から出向している役員の永田の3名は、

 

半沢たちが提示した再建プロジェクトに対して、

 

拒絶反応を示すものの、

新しく就任した国土交通省大臣、白井の再建タスクフォースは、

役員を総入れ替えするものであり、

 

自分たちの地位を守りたい彼らは、

半沢の話に耳を傾けることにしました。

 

 

そこで、

半沢たちは足繁く空港や帝国航空の様々な部署を見て回り、

技術者、整備士、客室乗務員、パイロットたちの訓練を見て、

 

「この会社は従業員が死んでいない。

必ず立ち直せることができる。」と確信します。

 

 

 

さて、その動きを察知した

「帝国航空のメインバンク」である「開発投資銀行

(現実でいうと「日本政策金融公庫」でしょうかね?)

 

の谷川という女性担当者に、半沢は呼び出され、

 

「メインバンクであるわたしたちを差し置いて、

勝手に再建プロジェクトを進めるのは道理に反し、

政府に任せるべきではないか。」と叱咤します。

 

 

しかし、半沢は

「債権カットで被害を被るのはあなたたちも一緒だ、

帝国航空は自立して再建できると確信している。」

 

と断言し、谷川もある程度、

 

半沢の言葉を信じることにしつつ、

「開発投資銀行」独自での再建プロジェクトも

立ち上げることにします。

 

3.半沢直樹第5話のあらすじ~後半

 

さて、半沢たちが「帝国航空」内を見回っているなか、

 

今回のキーマンである、

通称「グレートキャプテン」と呼ばれる、

その道35年の大ベテランパイロットの木滝

という人物が半沢たちの前にふさがります。

 

 

この木滝のプロ意識に感銘を受けた半沢は、

木滝のことを持ち上げつつも

社員が一丸となる必要性を熱く語ります。

 

その半沢の熱意ある説得に、木滝も心打たれ、

木滝を中心とした従業員たちも半沢にかけてみることにしました。

 

 

さて、半沢たちがまとめあげた「帝国航空再建案」は

とても厳しいものでした。

 

役員報酬の大幅カットはもちろん、

従業員のリストラや不採算路線の廃止など、

まさに痛みの伴う改革案でした。

 

 

しかし、

それでも政府のタスクフォースを受け入れるよりは・・・と

社長が頷きかけたところで、

 

その「再建案」が社内に流出していることが判明

従業員たちの説得に当たっていた、木滝はこれに猛反発。

 

 

半沢を裏切り者として完全に関係はこじれてしまいました。

 

 

しかし、

流出した「再建案」はなぜか「従業員のリストラ」や

「従業員の待遇見直し」ばかりで、

 

肝心の「幹部の報酬カット」や「不採算路線の廃止」といった

重要な項目が意図的に抜かれていることに気付いた半沢は、

 

前半のストーリーで電脳雑伎集団からの買収を阻止した、

スパイラルの瀬名社長を頼ります。

 

 

瀬名社長は

「これは完全に個人情報であり、リークしたのがバレれば、

わたしの会社は終わる。

半沢さんだから、信じて渡す。」と、

 

改ざんされた再建案をリークメールの発信元を特定します。

 


瀬名社長は

「半沢さんのためなら、何でもやりますよ。」と言ってくれました。

これこそが半沢直樹の魅力であり、求心力なんでしょうね。

 

4.半沢直樹第5話のあらすじ~ラスト

 

リークのメールを出した伊勢志摩の雑居ビルには

怪しげな事務所があるのみ。

 

社長の丸岡は東京に出張と聞き、

再び東京に舞い戻る半沢。

 

もうドラクエの呪文の「ルーラ」でも

使ったのかってぐらい、動きが早いです。

 

 

さて、東京のホテルで開かれていたのは、

東京中央銀行から帝国航空に役員待遇で出向していた

永田の兄の議員の激励会が行われており、

 

半沢の姿を見つけると永田は敵意を顕にし、

銀行マンの面汚しとまで罵られます

 

 

その後、

帝国航空内で「社員説明会」が行われ、

半沢は皆から糾弾されます。

 

しかし、それを遮り、

「このリークされた再建案には意図的に抜かれた部分がある!」

と声高に指摘、永田を名指しで批判します。

 

 

当然どこにも証拠なんてない、

と大きく反発する永田。

 

 

「まずはこれを見ていただきたい」と、

スクリーンに映像を出す半沢。

 

 


そこにはハイヤー内のドライブレコーダー

丸岡と永田が話をしているのがばっちり映されていました。

 

 

それでも永田は悪あがきで、

「例のメール」とはなんのことか、としらばっくれます。

 

続けて半沢はまた別の映像を流します。


そこに映されたのは、丸岡を追跡し、ハイヤーに乗り込み、

実態を吐かせようとする半沢。

 

なかなか口を割らない丸岡に、

なんとグレートキャプテン・木滝まで登場。

 

 

ざわつく会場に

「わたしはいいから、(映像を)見なさい」と言う木滝。

 

 

さすがに両側を塞がれ、

架空の受発注を繰り返している実態を暴かれた、丸岡は観念し、

「全て永田の指示によるもの」と口を割ります。

 

 

 

会場は一転、帝国航空全社員&半沢直樹 v.s. 永田という構図に。

 

 

半沢は永田に対して、こう言い放ちます。

 

 

「帝国航空を見くびらないでいただきたい!
 確かにこの会社は満身創痍の状態です。
 でもまだ死んじゃいない。
 現場の社員たちは戦後の日本の空を守ってきた、
 誇りを持って働いている。
 経営状態が悪化した今も
 世界の航空会社の満足度ランキングでは常に上位だ。
 安全性、サービス、スケジュール、すべてにおいて高評価を得ている。
 現場の一人一人が汗をかいて守り抜いてきた伝統の証だ!

 

 

 

おいおい、いつから帝国航空の社員になったんだ?と

思うぐらいの熱弁です。

 

 

しかし、このセリフがトドメとなり、半沢に

 

 

「帝国航空で一番いらないコストはお前だ!永田ァー!」
「出ていけーー!!」

 

 

と永田は議場から追い出されます。

 

こうして、帝国航空は再び一丸となり、

東京中央銀行の再建プロジェクトの元、

 

縦割りのシステムや現場システムの見直しを

進める方向に進もうというところでした。

 

 

しかし、政府側も黙っているわけがなく、

動き出した「帝国航空タスクフォース」のリーダー、

筒井道隆演じる乃原という弁護士が、

 

 

まさにインテリヤクザといった具合に

半沢に「我々のやり方に口出しできるほどの

ノウハウなんか、どこにもねぇだろうが」凄んできます。

 

 

そんなこんなで今週は終了です。

 

5.感想

 

この一癖も二癖もありそうな、

乃原という人物の登場とまた来週には

再びオネェ検察官の黒崎も登場するとのことで、

 

大和田さんちょっと影薄くなってませんか?

大丈夫?(本気で心配)

 

 

そして今回わたしが感じたのは以下の2点です。

 

 

・今のサラリーマンへのメッセージ
・凝り固まった組織にメスを入れることの重要性

 

まず、第一に

今のサラリーマンへの強烈なメッセージを感じました。

 


「従業員がコスト意識を持つ」

「社員ひとりひとりが顧客のことを思い仕事をする」、

 

これを痛烈な批判と感じた人はどれ程いるでしょうか。

 

 

会社のことは経営者が判断すること、

従業員には関係ないこと。

 

どうせ経営者なんて、従業員より高給取って

ふんぞり返ってるんだから、

 

コスト意識なんて上が判断することで、

自分たちには関係ない。

 

 

こういった風土が従業員に蔓延すると、

もはやそれは仕事ではなくなり、ただの作業と化します。

 

そしてそんな会社は長くは持ちません。

 

 

もちろん経営者は身を切る覚悟が必要です。

 

ですが、

従業員はそんな覚悟や気概を持って

仕事に挑んでいるでしょうか?

 

「どうせ、」が口癖のあなたに言っています。

 

そして次に、

帝国航空ならでは、とは言いませんが、

古くからある会社の社内体質や風土にメスを入れ改革するのは、

 

非常に困難を極めるということです。

 

 

しかし、そこに風穴を開け、

 

「常に何か新しい顧客やサービスやデザインを考えること」こそが、

社会で生きる、という本質的な意味だと感じました。

 

 

現状に満足してしまっては、

経済も社会も停滞してしまうのです。

 

 

『常に不満と懐疑心を持って、

何とかこれを楽にできないか。

 

という思考がイノベーションを起こす。』

 

というのは、わたしの信条です。

 

 

今日はこのぐらいにしときましょう。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

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