2代目が会社を潰すBlog

#意識低い系社長が起業・経営・経済について発信するBlogです。

ドラクエウォークというスマホゲーム

こんばんは。

意識低い系社長です。

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、

ドラゴンクエストのお散歩アプリ、ドラクエウォークという

スマホゲームが昨年9月にスクエア・エニックスから

リリースされています。

 

 

 

わたしも現在遊ばさせて頂いています

無(理のない程度の)課金ですが。

 

 

このご時世、

外出自粛等の影響でユーザーは離れてしまっているんだろう、

わたしはそう思っていました。

 

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ところが、アプリのセールスランキングを見ると

TOP10に必ずといっていい程顔を出しているのです。

 

 

ポケモンGOのパクリだ、との批判も当初はあり、

ドラクエウォークの売上はそこまでいかないだろう、

との大方の予想もありました。

 

 

しかし、現実はセールスランキングでは、

ドラクエウォークの方がポケモンGOより上を行っているのです。

 

実際にドラクエウォークを遊んでいる方なら

ご存知でしょうが、ドラクエウォークの運営は

 

この外出自粛・緊急事態宣言の期間を

実にうまく乗り切ってきているのです。

 

 

そもそもお散歩アプリ、健康増進のためのアプリなのだから、

外出して歩かなければ、意味がないではないか。

 

そういった声もあります。

 

 

しかし、ドラクエウォークの運営は

「おうちでウォーク」というキャンペーンを展開しました。

 

 

正直わたしも最初は何を言ってるのか、意味不明でした。

 

しかし、その実、これが見事なものでした。

 

 

「匂い袋」という一定時間時間、

自分の現在位置に敵モンスターが沸きやすくなるアイテムが

存在するのですが、これは通常課金や各スポットまで歩かなければ

手に入らないアイテムです。

 

これを毎日ユーザーに無償配布を行いました。

 

 

また本来は、クエストを達成するために

自分の現在位置からある一定範囲内で自動的に

いくつか選ばれたスポット(大体現在位置より100~200m)を

 

自分で指定し、そこまで歩かなければ、

エスト進行ができない仕様なのですが、

 

それを自由な場所に設置できる「キメラの翼」というアイテムは

通常課金しなければほとんど手に入らないアイテムなのですが、

これも毎日ユーザーに無償配布を行いました。

 

 

さらに一般的に「レイド」と呼ばれる、

多人数参加型のボスバトルの「メガモンスター討伐」という、

コンテンツも本来は特定の場所に

一定時間出現するシステムだったのですが、

 

多くの人がそこに集結してはいけない、

ということで、自宅からでも参加可能に仕様変更を行いました。

 

 

上に挙げた3つ以外にも細やかな調整を行い、

暫定的に「自宅で普通のドラクエ」として遊べるよう、

 

短期間で大きな方針転換を図ったのです。

 

なおかつ、飽きられないように

ドラクエナンバリングタイトルである、

 

ドラクエⅢ」のコラボイベントも執り行いつつ、です。

 

 

結果として、

ドラクエウォークユーザーはなんとなーく、

 

「外に出なくてもできるなら、まぁ続けるかー・・・」

という雰囲気となり、

 

運営の思惑通りユーザー離れを防いだのです。

 

もちろんこれには賛否両論あるのは分かります。

 

 

ですが、事実としてドラクエウォークは

セールスランキング外になることはなく、

 

安定した売上をあげているのです。

 

想定外の事態に見事に対応したドラクエウォークに

わたしは見習うべき多くの点を学ばさせて頂きました。

 

この場を借りてお礼申し上げます。